必ずお読みください
2025年 9月 12日
このドキュメントには本製品に関する制限/注意事項が記載されています。
ご利用になる前に必ずお読みください。
システム要件 をご確認ください。
アップグレード/アップデート時の注意事項
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ImageCenter バージョン 5 からのアップグレードはできません。
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Actiphy StorageServer バージョン 1 からのアップグレードが可能です。アップグレード後は以下の状態になります。
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複数のレプリケーション設定がある場合、アップグレード後はスケジュールとターゲットの関連付けが解除された状態となるため、1つのスケジュール条件を満たすとすべてのターゲットへの処理が動作する状態となります。必要に応じてスケジュールを再設定してください。
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指定日時で設定したレプリケーション設定がある場合、アップグレードによりそのスケジュールは削除されます。
 
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基本事項
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ActiveImage Protector バージョン 7.5.x 以前で作成したパスワードが設定されているバージョン 302のイメージ ファイルは、レプリケーション以外の処理は非対応です。
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同じイメージ セットに対して別の ImageCenter、またはバックアップ元の ActiveImage Protector でポスト バックアップ タスクを設定すると、想定した通りに動作しない可能性があるのでご注意ください。
例:ActiveImage Protector のポスト バックアップ タスクで[結合]を設定し、本製品で[BootCheck]を設定した状態で同時に処理が開始されると、結合により削除されるべき増分イメージが BootCheck の対象となっているため削除されず保存先に残ってしまう - 
    
設定したスケジュール日時に未処理のイメージ ファイルがない場合は、イベントにスキップのログが出力されます。
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イメージ操作の処理実行中に追加された新規バックアップ イメージ ファイルは、次回のスケジュール実行時に処理されます。
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複数のイメージ セットが処理対象になるアイテムに、複数のタスクを設定してスケジュールに[即時]を指定すると、複数のスキップ ログが出力される場合があります。
これは、1つのイメージセットのイメージ ファイルの作成が終了し次第すぐにタスクが開始されるためです。各タスクは実行開始時に存在するイメージを処理対象にするため、各タイプのタスク実行が終了した後に、最初に実行したタスクで未処理だったイメージ ファイルの存在を確認すると再度処理を開始します。その際に、最初の実行で現在存在している最新のイメージ ファイルの処理を行っていたタスクでは、対象となるイメージ ファイルが無いと判断してスキップが出力されます。 - 
    
FireFox など、自己証明書を使用したサイトへのアクセスが制限されている Web ブラウザーを使用して接続する場合、サーバー証明書に以下が追加されていない状態では[SSL 証明書が必要です]というダイアログが表示されます。
https://localhost:58337ダイアログの指示に従って操作をすることで接続ができるようになります。
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別のコンピューターで稼働している Actiphy StorageServer と Actiphy ImageCenter のバケットを管理することはできません。
 
StorageServer
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本製品はストレージへの書き込み待ちのデータが発生した場合、システム全体のメモリ使用率が指定した値(既定では70%)に達するまでそれらのデータをメモリに退避します(一次キャッシュ)。一次キャッシュの容量が飽和すると、その後はキャッシュからストレージへ書き込みが終了した分のデータしか処理できなくなるため、バックアップ クライアントでの処理速度が低下します。
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ActiveImage Protector クライアントで[イメージを X MB 毎に分割する]を使用してバケットに保存する場合、分割ファイルごとの作成開始と終了のイベントが表示されます。また、イメージ情報の[サイズ]には AIV ファイルのサイズが、[イメージセット サイズ]には AIV と AII の合計サイズが表示されます(CHNK ファイルはカウントされません)。
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ActiveImage Protector クライアントで[イメージを X MB 毎に分割する]を使用する場合、バケットに作成した増分バックアップの結合処理を ImageCenter バージョン 5 で行うと-413 エラーで失敗する場合があります。
 
レプリケーション
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レプリケーション ターゲットごとにスケジュール設定はできません。ターゲットごとに実行を抑止したい時間帯がある場合は除外設定をしてください。
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レプリケーションはシーケンシャルに処理されます。レプリケーション対象となるイメージ ファイルが複数存在する場合は、全体の処理が終了するまでに時間がかかる場合があります。
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複数の本製品で作成した同名のバケット/フォルダーで、同一ストレージの同一パスをレプリケーション先に設定する場合は[サブフォルダーを作成する]を有効にしてください。無効に設定すると処理実行後に意図しない状態になる場合があります。
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ActiveImage Protector では、レプリケーション先に作成されたバケット名のフォルダーを保存先にしないでください。ポリシーで[常にレプリケーション元と同じ状態にする]を有効にしている場合、レプリケーション処理によってイメージ ファイルが削除されます。
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WebDAV をレプリケーション先とする場合、タスクの進捗は対象ファイルのレプリケーション終了まで開始時点のパーセンテージから進みません。複数ファイルを対象にしたタスクの場合は、レプリケーションが終了すると処理したファイルの全体量に占める割合分進捗が進みます。
 
BootCheck
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別ホストの Hyper-V を使用すると、本製品が稼働しているホストで iSCSI ターゲット サーバーの役割が有効になります。アンインストール後、この役割が不要な場合は無効にしてください。
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Windows Desktop OS ではローカルの Hyper-V を使用した BootCheck のみをサポートします。別ホストの Hyper-V を使用した BootCheck はできません。
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BootCheck 可能なシステム(OS、起動タイプなど)は、使用する Hyper-V ホストの使用条件に準じます。
例:Hyper-V では uEFI ブート構成の Server 2008 R2/Windows 7 x64 サポートしないので BootCheck はできません - 
    
サポート対象のイメージ ファイルは Windows Edition で作成した XP/2003 以上です。Linux Edition のイメージ ファイルはサポートしません。
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Windows 7 以降のシステムでは、イメージ ファイルにシステム予約領域などのアクティブなパーティションが含まれていない場合は BootCheck が行えません。
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BootCheck の途中でシステム再起動やシャットダウンが行われると、システム起動後に BootCheck のために作成された仮想マシンが「保存完了」の状態で残りますので削除してください。ダイナミック ボリュームに構成されたシステムのバックアップ イメージは BootCheck に使用できません。
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BootCheck が1タスク動作するためにはハイパーバイザーの空きメモリ量 2GB が必要です。
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別々の ImageCenter で同じイメージを同じターゲット ホストの Hyper-V で実行する BootCheck はサポートしません。
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処理の実行中は[現在のタスク]では進捗は10%から進まず、処理が終了すると100%となります。
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-948 エラーなどで処理に失敗する場合は、[環境設定]-[パフォーマンス]で同時実行可能なタスク数を少なく設定してください。
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別ホストの Hyper-V を使用して複数の対象に対して同時刻に処理を実行する場合は、同時実行数を減らし、実行頻度を低くすることを推奨します。
 
その他
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バケット/フォルダーのタスク設定ダイアログで[OK]をクリックすると、レプリケーション以外のタスク タイプでは有効化されていない状態でもプロファイルが作成されます。
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タスクの除外設定で開始と終了に同時刻を設定した場合は、その時刻に開始されるスケジュールのタスク実行が抑止されます。
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[イベント]では以下のように各イメージ操作の履歴が表示されます。
- レプリケーション
        
- アイテムに対するタスクの開始
 - アイテムに対するタスクの結果
 
 - 検証、結合、BootCheck
        
- アイテムに対するタスクの開始
 - 実フォルダーへのタスクの開始
 - アイテムに対するタスクの結果
 - 実フォルダーへのタスクの結果
 
 
 - レプリケーション