必ずお読みください
2025年 2月 14日
このドキュメントには本製品に関する制限/注意事項が記載されています。
ご利用になる前に必ずお読みください。
システム要件 をご確認ください。
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Docker で動作している本製品へのバックアップ速度が著しく遅い場合は、ホストの Linux システムで以下のようにソケットの最大バッファサイズの設定変更をお試しください。
例:最大バッファサイズを4MBに設定
sysctl -w net.core.rmem_max=4194304
sysctl -w net.core.wmem_max=4194304
処理速度に向上が見られた場合は、/etc/sysctl.conf のファイルに以下を追記することで永続的に設定を適用できます。
net.core.rmem_max=<値>
net.core.wmem_max=<値>
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本製品はストレージへの書き込み待ちのデータが発生した場合、システム全体のメモリ使用率が指定した値(既定では70%)に達するまでそれらのデータをメモリに退避します(一次キャッシュ)。一次キャッシュの容量が飽和すると、その後はキャッシュからストレージへ書き込みが終了した分のデータしか処理できなくなるため、バックアップ クライアントでの処理速度が低下します。
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本製品を Linux 環境にインストールした場合、E メール通知は英語で届きます。
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ActiveImage Protector クライアントで[イメージを X MB 毎に分割する]を使用して作成した増分バックアップの結合処理を ImageCenter で行うと-413 エラーで失敗する場合があります。
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FireFox など、自己証明書を使用したサイトへのアクセスが制限されている Web ブラウザーを使用して接続する場合は、Web Socket ポートを指定して再接続を試行してください。既定の Web Socket ポートは 58337 です。
例:https://localhost:58337再接続時に安全な接続に失敗と表示される場合は、Web ブラウザーを再起動してから再度試行してください。
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Docker コンテナとして動作する Actiphy StorageServer から接続がされた場合、[クライアント<コンテナ ID>]として表示されます。
レプリケーション
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レプリケーションはシーケンシャルに処理されます。レプリケーション対象となるイメージ ファイルが複数存在する場合は、全体の処理が終了するまでに時間がかかる場合があります。
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バケットに複数のレプリケーション先を指定している場合、各レプリケーション先に設定したスケジュールに従って処理は開始されます。十分なリソースがない環境では、複数のレプリケーション先への処理が重複しないようにスケジュールを設定することを推奨します。
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複数の Actiphy StorageServer の同名のバケットには、同一ストレージの同一パスをレプリケーション先に設定しないでください。このケースでは処理実行後に意図しない状態になる恐れがあるため、必ず別のパスを指定してください。
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レプリケーション処理実行中に追加された新規バックアップ イメージ ファイルは、次回のスケジュール実行時に処理されます。
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ActiveImage Protector のポストバックアップ プロセス、または ImageCenter で結合タスクを設定する場合は、本製品でレプリケーション処理が行われていないタイミングでスケジュールを設定することを推奨します。本製品のレプリケーション処理との競合が発生した場合、これらの製品での結合処理がスキップされる場合があります。
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設定したスケジュール日時に未処理のイメージ ファイルがない場合は、イベントにスキップのログが出力されます。
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ActiveImage Protector では、レプリケーション先に作成されたバケット名のフォルダーを保存先にしないでください。ポリシーで[常にレプリケーション元と同じ状態にする]を有効にしている場合、レプリケーション処理によってイメージ ファイルが削除されます。